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挨拶状の書き方

贈り物をするだけではなく、感謝の気持ちやお祝いの気持ちもきちんと伝えたい。そういうときにこそ、電子メールではなく、相手への心遣いが一層感じられる手紙で挨拶状を出しましょう。日頃お世話になっていることへの感謝の気持ちを相手に伝わるように書き、「入学祝いとして」「お歳暮として」など贈る理由を明確にすることが大切です。親しい友人や家族への挨拶状は堅い形式にとらわれず、素直な気持ちを綴ると親密度もアップ。そして仕事関係や目上の方に向けては、基本的な手紙の書き方に添うと、あらたまった文面でもスムーズに書くことができます。

豆知識

お中元やお歳暮の場合は、必ず時候の挨拶と感謝を述べてから本文に入るようにしましょう。

挨拶状の文例

例1:お中元の挨拶状 【上司へ】

拝啓 猛暑の候、○○課長にはご健勝にてご活躍の趣、心からお慶び申し上げます。
平素は、親身も及ばぬご厚情とご指導を賜り、心から感謝を申し上げます。中元のご挨拶のしるしとして、心ばかりの品をお贈りいたしましたので、どうぞお納めください。
今後ともよろしくお導きのほど、心からお願い申し上げます。

例2:お歳暮の挨拶状 【仲人へ】

謹啓 いよいよ年の瀬も迫り、何かとご多忙のことと存じます。
結婚式の際には一方ならぬお世話をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで私どももつつがなく過ごしております。他事ながらご休心くださいませ。
本日、お歳暮のしるしとして粗品をお贈りいたしましたので、ご受納いただければ幸いに存じます。
寒さ厳しい折、ご自愛のほどお祈り申し上げます。
謹白
令和○年○月○日

例3:結婚の挨拶状 【披露宴に参加できなかった目上の親戚に】

謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたび私どもは、勤務先の上司○○○○様御夫妻の御媒酌により、○月○日に結婚式を挙げました。私どもの結婚に際しまして、数々のご配慮を賜り、厚くお礼申し上げます。何分にも未熟者同士、何かとご迷惑をおかけいたすことと存じますが、今後ともよろしくご鞭撻のほどお願い申し上げます。
なお、近くにお出かけの際はぜひお気軽にお立ち寄りください。
謹白
(住所)○○県○○市○○町○-○-○ (TEL)○○-○○○○-○○○○
令和○年○月○日

例4:入学祝いに添える挨拶状 【友人に】

拝啓 すっかりと春めいてまいりましたが、皆様にはご健勝にてお過ごしのことと存じます。この四月には、いよいよご長男の○○君も小学生ですね。ご入学、本当におめでとうございます。明るく活発な○○君なら、お友達もたくさんできて楽しい学校生活を過ごせることでしょう。入学のお祝いにギフト券を送りましたので、○○君の欲しいものを買ってあげてください。
ご家族みなさまの今後のご健康とご活躍を、心よりお祈り申し上げます。
かしこ
令和○年○月○日

例5:転勤祝いに添える挨拶状 【同僚に】

○○さん、引き継ぎなどまだまだ忙しいようですが、大阪へのご転勤がいよいよ近づいてきましたね。トラブルが起きた際の的確な対応や、決断力の速さ、そしていつも周囲への気配りを忘れない○○さん。大阪オフィスでもその力を存分に発揮し、業績を伸ばしていってください。
ささやかですが、営業部一同より○○さんに似合いそうなネクタイとタイピンをお贈りいたします。気合いを入れる日にぜひ使ってください。○○さんの活躍をみんなで楽しみにしています。
令和○年○月○日

例6:退職祝いに添える挨拶状 【部下から定年退職の上司に】

長年お仕事を無事勤め上げられましたこと、心よりお祝い申し上げます。ご在任中は熱心にご指導いただき、誠にありがとうございました。深く感謝しております。○○さんは趣味が旅行とおっしゃっていたので、ささやかではありますが、部下一同より旅行券をお贈りいたします。同じ趣味を持つ奥様と温泉に行って、のんびり楽しんできてください。
今後のご健康とご活躍をお祈りいたします。
令和○年○月○日

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