ヨーロッパでは、ミネラル ウォーターは「なるべく自然のまま、人の手を加えない状態で飲む」ことが重要視されています。日本で義務付けられているような殺菌処理は、“生きている水を殺してしまうこと”に他なりません。
確かに「除菌、殺菌しなくて大丈夫?」と思われる人もいることでしょう。しかし実際のところ、生菌の中でも悪玉菌はほんの一部。人間は誰しも、皮膚、頭皮、そして腸内に多くの細菌が常在し、それらの菌に守られながら生活しています。例えば、腸内細菌がビタミンを合成したり、発がん物質を分解することなどを聞いたことがあると思います。また、ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌をはじめ、健康づくりに有効な菌の働きも、近年ますます注目されています。
水の中で生きている生菌をそのまま体内に取り入れること、これこそが“生きている水”を飲むことだと考えられているから、ヨーロッパではミネラル ウォーターは「殺菌処理はしてはいけない」ということになるのです。
このことは、言いかえれば「有害な菌が存在しない清浄で安全な原水をそのままボトル詰めしなくてはならない」ということです。EUではミネラル ウォーターの品質を維持するため、衛生面から水源周辺の環境保全まで、実に厳しい基準が定められています。次の項では、このあたりについて、ちょっとご紹介しましょう。