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お返しのマナー

お中元やお歳暮に対するお返しは必要ありませんが(お礼を述べることは必要)、その他の慶事は「内祝い」としてお返しをします。金額は“半返し”と言って頂いた品物の半額が目安ですが、これはあくまでも習慣。義務的に考えるのではなく、相手との関係やお礼の気持ちが大切です。

お返しの品物と金額の相場

結婚祝い

金額:
お祝いの1/3~半額程度が目安
POINT:
表書きは「内祝」とし、紅白もしくは金銀の結びきりのし紙を使用。結婚式(または入籍)から1ヵ月後までに贈ることが一般的です。あまり遅いと失礼に当たりますので速めの対応を心がけましょう。

出産祝い

金額:
お祝いの1/3~半額程度が目安
POINT:
もともとは出産の際お世話になった方への出産報告として贈られていましたが、現在はお祝いを頂いた方へお返しを、という考えが一般的。贈る時期は、できれば生後1ヵ月後のお宮参りまでが望ましいです。

就職祝い

金額:
5,000円程度
POINT:
贈られた本人が、初給与をもらったら「御礼」「内祝」として無理のない金額の品物でお返しします。相手宅に持参する場合も宅配便で贈る場合も、お礼とともに仕事の状況などを報告すると喜ばれるでしょう。

成人祝い

金額:
お祝いの1/3~半額程度が目安
POINT:
主に親類などごく親しい人から頂くお祝いなので基本的にお返しは不要。ただし身内以外の方から頂いた場合はきちんとお返しをします。そして、必ず本人からお礼状、または電話でも良いのでお礼を伝えましょう。

新築祝い

金額:
お祝いの1/3~半額程度
POINT:
お祝いを頂いた方を新築披露の食事会などに招待した場合、そのもてなしがお返しとなります。来られない方には2週間以内にきちんとお返しをしましょう。のし紙は紅白蝶結びを使用します。

長寿祝い

金額:
特に決まりはありません
POINT:
家族からのお祝いには特にお返しの必要はありませんが、お祝いの場で記念品などを内祝いとして配ることも。のし紙は紅白の蝶結びで表書きは「内祝い」「寿」とします。還暦や古稀など節目となる長寿祝いなら「還暦内祝」でもOK。

快気祝い

金額:
お見舞いの1/3~半額程度
POINT:
入院中お世話になったり、お見舞いを頂いた方にはお返しを。表書きは全快なら「快気祝」、退院後も療養が必要な場合は「退院内祝」と記しましょう。贈る時期の目安は退院後10日以内とされています。

初盆

金額:
お供え金の場合は1/3~半額程度
POINT:
お返しは基本的に不要ですが、地域によっては慣習があります。一般的に法事後に食事会のような席を設け、その際に海苔やタオルなどの引き出物を用意して渡すことがお返しのしるし。かけ紙の表書きは「志」。

不祝儀

金額:
不祝儀の1/3~半額程度
POINT:
かけ紙の表書きは宗教を問わない「志」がよく使われます。また、一家の働き手を亡くして、頂いた不祝儀を子供の養育費などに充てる場合、お返しは必要ありません。ただしお礼状は必ず書くのが礼儀です。

連名の頂き物

金額:
頂いた品物や金額の半額程度
POINT:
会社の同僚などグループで贈り物を頂いた場合は、全員に行き渡る物や食べ物を選びます。手渡しができない場合は「○○部ご一同様」などの宛先でもかまわないので、お礼状を添えましょう。

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